メルマガより

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明けましておめでとうございます。

旧年中はメルマガをご購読いただきまして誠にありがとうございました。

本年はより一層お役立ていただけるよう

配信回数も増やして行きたいと考えております。


本年もどうぞよろしくお願い致します。


H.Yoshida

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さて、今回のメールは以下の内容で進めて参ります。


1、米金融政策の行方と米株式市場

2、そして日経の動向



それでは早速参りましょう!



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1、米金融政策の行方と米株式市場

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2022年、本年最大のテーマは、3月に前倒しされたテーパリングと

その後の利上げ、そしてFRBのバランスシートの縮小です。


その動向を占う上で全世界が注目しているFOMC議事要旨が今晩発表になりますので

まずはここを見たい。

というのが本音ではありますが、すでに2022年の相場は急激な動きを

示していますので、まずはここに触れておきます。


それは、年始の米金利一斉上昇です。

短期も中期も長期も一斉に金利が上がりました。

ただし、上がったとはいえ10年債利回りで現在1.64%ほど。

昨年10月、11月の高値すら上抜けていません。


むしろ、テーパリング開始が発表されても

そのテーパリングが6月から3月に短縮されても

金利があがらないことに違和感を覚える状況でしたから

今回の上昇はそれほど不思議なこと。とは言えないでしょう。


しかし、1月3日にその動きが急速に出たこと。

そして今回はドル円が急激な動きを示していることから

様々な憶測を呼んでいます。


それは例えば

FRBとしてはテーパリング終了と相前後して利上げに入りたいと考えているにも

関わらず、テーパリング短縮発表後も金利が上がらないため

このあたりで米債利回りが上昇してくれることが望ましい。

(なぜならFRBが利上げを決定して株価急落という流れは避けたいから)

よって、なんらかの要請を米銀に出して一斉に債券を市中に放出。

これで金利が一斉に上昇。

その局面で放出された債券をGPIFなど日系の機関が購入。

(もちろん事前に話しは出来ている)

というものです。


今回、このようなステルスオペが機能したとなると(単なる噂に過ぎませんが)

通常、コントロールできない市中金利を(ある程度)

コントロール出来るようになることから

米株崩壊の危機を起こすことなく、金利を調節して

インフレを抑制すると共に、今後の金融政策の選択肢を確保することが

できるようになり、FRBとしては非常に好都合なのではないか?

と思われます。


今回は1月3日に金利が上昇。

この日はNYダウ、Nasdaq、SP500ともそろって急伸。

しかし、4日は

NYダウは+0.59%高、Nasdaq-1.33%安、SP500-0.06%安

という展開になっています。


一向に収まりそうな気配が見えないインフレに

FRBがどのように立ち向かうのか?


それが本年最大のテーマでありますから、今後も金利動向には

最大限の注意を払い、マーケットを監視して行く必要があることは

言うまでもありません。


※ なお、この程度の金利上昇(10年債で1.65%)で
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米株が崩壊するとは(他の条件を除けば)まったく考えていません。
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そのひとつの根拠が実質金利。

(ここにFRBがテコ入れして来る。という話しもあるので要警戒ではあります)


10年、BEI(ブレークイーブンインフレ率)(Break Even Inflation rate)
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は2.57%。実質金利はまだまだマイナスです。
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もちろんFRBのバランスシートは拡大中、拡大継続中です。
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2、そして日経の動向

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ずっと追いかけているのが以下の形状です。


Crash Research Schoolの方や、IIMの方

B-Tradeセミナー参加者さんは

もう見飽きたよ!

というチャートですね。(笑)


このチャートカウントの特徴は

緑星をサイクルボトムと見ているため

緑星からの上昇をAとしていないことです。


もちろん、緑星からの上昇が昨年2月の高値を

上抜いていることも大きな要素ですが

僕自身は8月のサイクルクローズに重きを置いていますので

素直に行くなら(そんなに素直に動くことは

少ないので、恐らくはもっと意地悪で複雑な

波形になると思っています)


ここからEへの下落が起こり

そのEは、ACラインまで到達せず

CからDの上昇の半値~61.8%押し

程度で急反転して上昇して行くのではないか?

というのを本線にしています。


繰り返しますが、そんな綺麗に出ることは

まずないと思いますので、以下のような動きも考えておきます。




なお、万が一、8月20日の安値26954.81円を

下回るような下落が1月半ば付近までに起こるようなら

それはトラブルです。

その場合、サイクル含めてカウントの見直しが必要となります。


ということで、日経の本線は

※ このあと一旦下落するもののその後は急伸する。
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としています。



なお、マザーズ指数が急落しています。

理由としては


1、米金利上昇で小型株⇒大型株へ資金シフト


2、日銀の資金繰り支援策の縮小



3、米国金融政策を踏まえ、本年の株価下落リスクを考慮し

機関投資家が、流動性に重きを置いたポートフォリオに資金シフト



などがありますが、昨年12月にIPOが32社もあったことが

少なからず下げに拍車をかける要因にもなっていることから

環境が落ち着けば、一気にこの指数は上昇に転じるのではないか?

と注目しています。


2022年1月5日 14時現在 マザーズ指数先物 925ポイント
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最後に、昨年12月に販売させていただいた自動売買(B-Trade)は

(Yankeesは2020年から公開しています)


2021年12月、Yankees、B-Tradeとも +1000円オーバー

2022年は

Yankees +290円

B-Trade +55円

でのスタートとなっています。


アクセルの踏み方がうまく行くと

先物というのは、本当に恐ろしい速度で資金が激増します。


もちろん、残念ながら相場が下手な方が下手に相場を張ると

これまた、本当に恐ろしい勢いで資金が解けて無くなります。


是非ともご注意のほど。


本当の自信や確信を

ご自身が感じないのであれば

常にmini1枚の練習で十分です。


それでは本年もどうぞよろしくお願い致します。


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H.Yoshida

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※ ご質問・リクエストなどあれば以下までお気軽にお寄せ下さい!

info.tradersmeeting:gmail.com


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著者

吉田裕章/よしだひろあき

慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校
慶應義塾大学法学部政治学科卒
野村證券入社、同社退社後、衆議院議員第一秘書
国家公安委員長第一秘書。

学生時代に株式投資を開始。以来投資歴は35年以上。
日経225先物、日経225オプション取引をメインに株式
FX、暗号通貨含め投資全般に精通。
過去に関わった生徒は5000名を超える。

2020年コロナ直前に長野に移住
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