2022年6月2日 10時15分
昨晩のNYダウは-176.89ドル安
ドル円は現在急伸して130.081円
米10年債利回りは2.91%で推移しています。

昨晩発表された米経済指標が好調であることから米金利が上昇した。
という報道が大半ですが、真の理由は以下ではないでしょうか?
20220531

バイデン氏、物価対策はFRBに主要な責任-パウエル議長と会談
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCRF6KT1UM0X01

ブルームバーグは
「ホワイトハウスからはインフレ対策の責任をFRBに転嫁しようとする公の発言が増えている。」
としています。
バイデンーパウエル会談と言えば、昨年11月にも開催されました。

パウエル、ブレイナード両氏とバイデン氏がホワイトハウスで個別面談
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-11-05/R23XFADWX2PU01

昨年はこの会談以降、パウエル氏もブレイナード氏も「コロッと」自説を100%転換。
引き締めへと向けて舵を切ったのは記憶に新しいところです。
ご存知の通り、ナスダックの高値は昨年11月です。
nas

いま、このタイミングで、もう一度念を押して
「パウエル君、FRBにはフリーハンドを与えているんだから
これでインフレ抑制できなかったら、君、歴史に汚点を残すよ。
インフレを退治できなかった無能なFRB議長として。」
なんて、言われたら、これは、6月7月にとどまらず
8月以降も利上げを継続するのでは?
と、額面通りに受け止めればそうなります。

※ ただし、7月28日のFOMC同日は、米第二四半期GDP速報値も出ます。
第二四半期もマイナス成長となれば、二四半期連続となりますので
米国は事実上、リセッション入り。となり、リセッション入りしても
なお、利上げやQTをこれまでと同じペースで進めることができるかどうか?

※ 上記は額面通り解釈すれば。ということで、実際には
インフレも止まらない、株も下落している。では、選挙にならないことから
「パウエル君、インフレが思うように抑制できないなら
君、せいぜい株価くらい何とかしろよ!」
と、裏ではそんなやり取りをしている可能性もゼロではありません。
(と思うのは偏屈な僕だけで、額面通りに受け止めるがの普通ですね)

さて、額面通りに受け止めれば、パウエル氏は
ここからインフレファイター振りを大いに発揮して行かねばなりません。
そうです、あのポール・A・ボルカーのように。

ボルカーは一部で「伝説のFRB議長」と言われていますが
それはそれとして、1970年代から続いていた米国のインフレを
徹底的に潰した、筋金入りのインフレファイターであることは確かです。

もっとも、どんな時代も、インフレ退治にはそれなりの痛みを伴いますので
ボルカー時代もそれなりに米国は苦労しています。
しかし、ボルカー氏がラッキーだったのは、前の前のFRB議長(バーンズ)が
インフレ退治のために引き締めを行った時に、株価が5割近く下落
(その後、バーンズは再度景気(株価?)に配慮して緩和を行います。つまり
バーンズは、自らの緩和で招いたインフレを退治するために引き締めをし
そしてまた緩和をする。緩和⇒引き締め⇒緩和と右往左往した議長でした)
していたことではないか?と個人的には思っています。
(これが無ければ、いくら筋金入りでも引き締めを継続出来ていたかどうか?
それはいまさら知る由もありませんが・・・)

いずれにしても、これまでバーンズタイプと思って来た
パウエル議長は、すくなくとも一時的に「ボルカータイプ」に
成らざるを得ないのではないでしょうか?
つまり、筋金入りのインフレファイターに・・・

ということで、米金利は上昇。
(10年債利回り)
10年債


実質金利も0.27%へ上昇

実質金利

ドル円は130円台に再度突入(1時間足です)
ドル円

昨晩のNYダウは日本時間午前1時前後から多少戻しましたが
475億ドルのQTもスタートした6月。
株価はもう一段の下落に見舞われることになるのか?
Nyダウ4時間足です。

NYダウ

バイデンがパウエルに指示を出すたびに暴落ですね。