2022年6月21日 午前10時 
日経225先物は26160円、前の記事で書いた通り
先週末~週初で底打ち反転の気配は出て来ましたね。
先ほどコールを3分の2利喰い。残りは放置します。
20220621
上記は先物の足ですが、右上がりの青いラインを超えられるかどうか?
超えたとして青い四角の中で動けるようになるかどうか?
それは今晩の米株市場次第。ということなのかもしません。
相場なので、ここから右上がりの青いラインに跳ね返されて下落し
安値を更新するかも知れません。
その時はコールがゼロになるだけです。
(短期は先物でバンバントレードしますが、中長期はオプションを
やることが多いです)

さて、上記の通り目先は底打ち反転の気配があるものの
個人的には、株はダメだと思っています。
特に米株。

ナスダックは言うに及ばす、NYダウも高値から半値にはなるでしょう。
いや、半値で済むかどうか?(ここは政権の出方次第?)
以下はNYダウの長期チャートです。
NYダウ長期
(ログスケールを使用しています)
右上の青いラインがコロナ安値です。
この付近まで下落すると、ザックリNYダウは高値から半値になります。
果たして半値で済むかどうか?

赤い星印は40年前のインフレ期
バーンズが右往左往した時期です。
この時に株価は約50%下落しています。

加えて今回は莫大に膨れ上がったFRBの総資産圧縮(QT)が
ここに加わっています。
ブログでもメルマガでも何度も何度も書いていますが
6月から上限475億ドル
9月から上限900億ドル
の圧縮です。

2018年のブラッククリスマスはなぜ起きたのか?
それは月間500億ドルのQTを行ったことが主因と言われています。

今回は
急速な利上げ
急激なQT

もう株なんて半値になってもいいから
とにかく「インフレを何とかしろ!」
これがバイデンからの恫喝なのでしょう。

結果、ご存知の通り6月の利上げは0.5ではなく
0.75でした。

7月も0.75という予想が増加中です。

そして
7月のFOMCに合わせて、米第二四半期GDPが出ます。
ここで第二四半期もマイナス成長となれば
米国はリセッション入りです。

つまりスタグフレーション

恐らくGDPが失速しても、雇用がタイトなら
インフレ退治をしばらく優先するのでしょう。
そうであれば株は暴落するしかありません。

もちろんここでは景気に配慮するよ。
という発言も出て、株が戻るケースもあるでしょう。
その時は、それがポーズなのか?
つまり、本気で利上げ打ち止め、QT棚上げ
加えて緩和に戻る気があるのか?
を見極めて行きましょう。
そうでなければ株を買う必要はないと考えます。

ちなみにログスケールではなく、通常メモリだと以下のチャートになります。
NYダウ長期2