以下、メルマガより抜粋してお送りします。

===ここから===

ここから来春に向けて

緩和縮小の具体策、そしてそのペース

その他、例えば付利の変更があるかないか?

それらを踏まえて銀行の含み損がどこまで拡大するか?

など、問題は山積で

そして上記を踏まえて何よりも重要なことは


日銀が債務超過

に陥るかどうか?


そしてそれを市場がどう消化するか?

です。


これまでのケインズ経済学を中心とした

古典的な経済理論では

通常、中央銀行が債務超過に陥れば

その国の通貨は信任を失い暴落する。

と考えられて来ました。


しかし、MMTなど新貨幣理論によれば

通貨発行権を保有する国においては

インフレにさえならなければ

債務超過を気にする必要はなく

財政ファイナンスも問題ないという立場を

とっています。(今回はそのインフレが起きたので

彼らの見解によれば、インフレにも関わらず

増税をしなければならない。ということになりますが・・・)


そしていよいよ、現実として

日銀が債務超過

に陥る可能性があります。


いや、このままでは日銀が債務超過になるのは時間の問題です。


これをマーケットがどう受け止めるか?

これは非常に非常に大きな問題です。


※ どんな経済学者でも正しい答えは持っていません。

だから、僕たちは資産を分散し、一部は海外で保有せざるを得ないと思うのです。

日本円だけでは危険すぎます。



2022年3月のYCCアタックも

非常に厳しい局面でした。

しかし、2023年3月末はより厳しい事態になる可能性があります。


12月16日のメルマガで書いた通り

まさに


2023年が日本の金融政策にとって正念場になるのではないでしょうか?

===ここまで===


明日もやることは同じです。

スプレッド取引は、個別株であろうが、指数間であろうが

サヤが開いたら逆張り。

というだけでは通用しません。

個別企業の株価が過去同じような動きをしていたとしても

その連動が明日も続くとは限りません。

富士フィルムは生き残り、コダックはもうこの世に存在しないのです。

そこまで極端ではありませんが、指数間も同じです。

日銀が動いた時に取るべき行動は極めてシンプルです。