2023年4月28日14時14分





以下、NHKから転載

日銀は、植田総裁のもとで初めてとなる金融政策決定会合を開き、短期金利をマイナスにし、長期金利はゼロ%程度に抑える大規模な金融緩和策を維持することを決めました。

長期金利の変動幅についてもプラスマイナス0.5%程度と、これまでの内容を維持しました。

金融緩和策 多角的レビュー実施
また、日銀は1990年代後半以降続けてきたさまざまな金融緩和策について、1年から1年半程度の時間をかけて多角的にレビューを行うことを決めました。

今年度の物価見通し 前年度比プラス1.8%
日銀は、植田総裁のもとで初めて開いた金融政策決定会合にあわせ、最新の物価の見通しを公表しました。
それによりますと、今年度の生鮮食品を除いた消費者物価指数の見通しは、政策委員の中央値で、前の年度と比べてプラス1.8%と、これまでのプラス1.6%から引き上げました。
また、2024年度は、これまでのプラス1.8%からプラス2.0%へと引き上げたほか、初めて示した2025年度については、プラス1.6%としました。

「フォワードガイダンス」の表現見直し
日銀は、今後の金融政策の方向性を示す「フォワードガイダンス」の表現を見直しました。
これまでは、「当面、新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、企業等の資金繰り支援と金融市場の安定維持に努めるとともに、必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」としてきましたが、「当面、新型コロナウイルス感染症の影響を注視し」という表現を削除しました。
また、これまで「現在の長短金利の水準、またはそれを下回る水準で推移することを想定している」としていた政策金利の水準についての文言も削除されました。
日銀は、「賃金の上昇を伴う形で、2%の『物価安定の目標』を持続的・安定的に実現することを目指していく」としています。

===ここまで===

1、想定通りYCC撤廃など引き締め方向の話しはありませんでした。
 引き続き、YCC撤廃などが明らかになったら本玉を入れていくつもりです。



2、大規模金融緩和維持で相場は上げていますが、外人の仕掛けでしょうか?
  このタイミングで日銀が大きく動くことは考えずらかったにもかかわらず、
  現状維持でここまで上げるのは、なんらかの意思を感じているところです。
  意外高には注意かも知れません。(ポイントはナイト高値28760円)
  以上、取り急ぎ・・・


14時30分追記
予想外の展開で動くならわかりますが、予想通り大規模緩和維持でここまで動くというのはよくわかりませんね。ただ、理解できてからでは遅いのが相場。訳がわからない時が一気に動く時でもあります。訳が分かる相場なんて、昨年のドル円みたいな稀有なケース。
今回は6月の見直し論がぶっ飛んで、じっくり検証して変更するなら来年以降にるよ。という解釈なのかもしれません。