2023年7月25日
本日はFOMC初日ですね。
昨年と本年のFOMCの開催日程は以下の通りです。
昨年7月のFOMC開催日や、その週初月曜日、火曜日
また、本年第1回から第4回までのFOMC開催日や、その週の月曜日、火曜日に
NYダウがどのような動きをしたのか?
本日夕刻に、NYダウオープニングトレードマスタースクールの生徒さんには
動画をお送りした通りです。
スクールで覚えていただく【DOT】という手法は
7月ここまで10勝1敗で推移。
今週はFOMCということもあり、この成績は落ちると見ています。
(なので、無理はしないでくださいね)
やるなら27日なのですが、それも通常とは違う方法でアプローチして行きます。
ここで全てを書けなくて申し訳ありません。
話しは変わりますが、以下今度無料で配布するテキストの原稿になります。
もしよろしければ参考にして下さい。
~~~~
本日はFOMC初日ですね。
昨年と本年のFOMCの開催日程は以下の通りです。
2022年 2023年
第1回 1月25日・26日 第1回 1月31日・2月1日
第2回 3月15日・16日 第2回 3月21日・22日
第3回 5月3日・4日 第3回 5月2日・3日
第4回 6月14日・15日 第4回 6月13日・14日
第5回 7月26日・27日 第5回 7月25日・26日 ←いまここです
第6回 9月20日・21日 第6回 9月19日・20日
第7回 11月1日・2日 第7回 10月31日・11月1日
第8回 12月13日・14日 第8回 12月12日・13日
昨年7月のFOMC開催日や、その週初月曜日、火曜日
また、本年第1回から第4回までのFOMC開催日や、その週の月曜日、火曜日に
NYダウがどのような動きをしたのか?
本日夕刻に、NYダウオープニングトレードマスタースクールの生徒さんには
動画をお送りした通りです。
スクールで覚えていただく【DOT】という手法は
7月ここまで10勝1敗で推移。
今週はFOMCということもあり、この成績は落ちると見ています。
(なので、無理はしないでくださいね)
やるなら27日なのですが、それも通常とは違う方法でアプローチして行きます。
ここで全てを書けなくて申し訳ありません。
話しは変わりますが、以下今度無料で配布するテキストの原稿になります。
もしよろしければ参考にして下さい。
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本日は
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第5回 米雇用統計は本当に怖いのか?
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をお送りいたします。
どうぞよろしくお願い致します。
===
さて、これまで日経225先物の
寄り引けについて
1、日中寄り引け
2、夜間の動き
3、曜日別
4、月末月初バイアス
について見て来ました。
そして、今回は米雇用統計について見て行きたいと思います。
ご存じの方も多いと思いますが、米金融政策を司る
FRB(連邦準備制度理事会)は、
「物価の安定と雇用の最大化」
を二大使命にしています。
これは「デュアル・マンデート」と呼ばれ
米金融政策の運営にあたってFRBに課せられている
「法的使命」です。
ですから、FRBにとって物価の安定と雇用の最大化は
常に最大の関心事であり
この二つを達成するために、金融政策を運営しています。
したがいまして、毎月第一金曜日に発表される
米雇用統計は、とても重要な指標として有名です。
米雇用統計の結果次第では
株や為替が大きく動くことは皆さんも一度は耳にしたことが
あるかも知れません。
事実、米雇用統計の結果次第で、ドル円は数百Pips
日経225先物は数百円動くことも珍しくありません。
かくありまして、米雇用統計が発表される
第一金曜日が近づくと、
「米雇用統計を控えて様子見気分が広まった」
「米雇用統計を控えて見送り優勢の展開となり日経平均株価は値を下げた」
といった報道が散見されるようになります。
では、本当に米雇用統計を控えていた場合
様子見をした方が良いのか?
見送った方が良いのか?
ということを検証してみよう!
ということですね。
※ 相場を見ていて疑問に感じたこと、またはこれってチャンスなのでは?
と感じたことは、すぐにそれが事実なのか?勘違いなのか?
正確に調べられるといいですね。
そういう調べ事のなかから、新たな発見がたくさん見つかったりしますね。
<米雇用統計>
原則として、毎月第一金曜日、日本時間21時30分に発表されます。
1、まずは、米雇用統計発表日の日経225先物、日中の寄り引けの結果から
見て行きたいと思います。
米雇用統計発表当日 日中寄り引けの結果(期間を3つに分けます)
Ⅰ:2010年1月~2023年7月21日 : +1900円
Ⅱ:2013年1月~2023年7月21日 : +1670円
Ⅲ:2018年1月~2023年7月21日 : +1790円
以上のような結果になりました。
こうしてみると
A、全体としてプラス傾向にある。
つまり、米雇用統計を控えて様子見気分や見送り気分で株が下げる。
という報道はそのまま鵜呑みにしない方が良いですね。
B、期間を変えると以下のようになります。
Ⅳ:2010年1月~2012年12月末 : +230円
Ⅴ:2013年1月~2017年12月末 : -120円
Ⅵ:2018年1月~2023年7月21日 : +1790円
C、1ヵ月平均は以下の通りです。
Ⅰ:2010年1月~2023年7月21日 : +1900円 +12.58円
Ⅱ:2013年1月~2023年7月21日 : +1670円 +13.14円
Ⅲ:2018年1月~2023年7月21日 : +1790円 +32.54円
総じて上昇ですが、2018年からの上昇がもっとも1ヵ月平均値が高くなっています。
D、以下は雇用統計当日を含む
すべての日中寄り引けの数値です。
Ⅰ:2010年1月~2023年7月21日 : -1820円
Ⅱ:2013年1月~2023年7月21日 : -240円
Ⅲ:2018年1月~2023年7月21日 : +240円
上記から米雇用統計当日の寄り引けを削除すると以下の数字になりますね。
Ⅰ:2010年1月~2023年7月21日 : -3720円
Ⅱ:2013年1月~2023年7月21日 : -1910円
Ⅲ:2018年1月~2023年7月21日 : -1550円
期間を変えると以下のようになります。
Ⅳ:2010年1月~2012年12月末 : -1810円
Ⅴ:2013年1月~2017年12月末 : -360円
Ⅵ:2018年1月~2023年7月21日 : -1550円
つまり、雇用統計発表日とそれ以外で並べると
Ⅰ:2010年1月~2023年7月21日 : +1900円 -3720円
Ⅱ:2013年1月~2023年7月21日 : +1670円 ‐1910円
Ⅲ:2018年1月~2023年7月21日 : +1790円 ‐1550円
(左が雇用統計発表日、右がそれ以外の日の合計です。)
となります。
期間を変えると以下の通りです。
Ⅳ:2010年1月~2012年12月末 : +230 -1810円
Ⅴ:2013年1月~2017年12月末 : -120 -360円
Ⅵ:2018年1月~2023年7月21日 : +1790 -1550円
※ 米雇用統計発表日は、他の日に比較して上昇圧力がかかっている。
と言えるのではないでしょうか?
これは調べれば誰も分かることですが、実際にこうして調べている人は
「ごくごくわずか」なのではないでしょうか?
そして多くの人は、ニュースや評論家のコメントを鵜吞みにして
今晩は雇用統計だから注意した方が良いよ。
とか、言っているのですね。
これが典型的な「大衆」ですね。
人がそう言っているから。
ニュースでそう言っていたから。
評論家や専門家(と言われる人)がそう言っていたから。
というのが理由です。
それで、相場に勝てるなら、それはそれでいいと思います。
僕は何も言うことはありません。
ただ、どうでしょう?
全体相場が上がっている時に株を買って勝つのは簡単です。
しかし、トレードで生活していく。
ということは、少なからず毎月安定した利益を上げて行く必要があり
それはビジネスなんですね。
なので、他人様や自称評論家が何と言おうが
それは全く関係ありません。
最後は自分のお金を自分でリスクにさらすのですから
自分が納得した方法でBETしたいですよね!
ということで、常識に染まらないこと。
自分で調べること。
自分なりの強さを持つこと。
それには自分なりの根拠を持つこと。
そんなことが重要なのではないでしょうか?
===
それでは次に日中終値⇒翌日中始値(オーバーナイト(ON))を
見てみましょう!
2、米雇用統計発表日の日経225先物、日中の引けから
翌日日中寄りまでの値動きの累計です。
米雇用統計発表当日 日中引けから翌日中寄りまでの結果
Ⅰ:2010年1月~2023年7月21日 : +4520円
Ⅱ:2013年1月~2023年7月21日 : +5170円
Ⅲ:2018年1月~2023年7月21日 : +1710円
以上のような結果になりました。
A、日中同様、総じて上昇傾向ですね。
B、期間を変えると以下のようになります。
Ⅳ:2010年1月~2012年12月末 : -650円
Ⅴ:2013年1月~2017年12月末 : +3460円
Ⅵ:2018年1月~2023年7月21日 : +1710円
C、上記をチャートで見ると以下のようになっています。
Ⅳ:2010年1月~2012年12月末 : 赤
Ⅴ:2013年1月~2017年12月末 : 青
Ⅵ:2018年1月~2023年7月21日 : 緑
トレンドの示す通りの数値が出ているように見えますね。
つまり、赤はもみ合い~やや下落
青は上昇、緑は乱高下してからの上昇
といった感じです。
D、以下は雇用統計当日を含むすべての日中引けから翌日中寄りの数値です。
Ⅰ:2010年1月~2023年7月21日 : +23580円
Ⅱ:2013年1月~2023年7月21日 : +21760円
Ⅲ:2018年1月~2023年7月21日 : +8930円
日中の寄り引けとは比較にならない上げ幅ですね。
※ 要は日経は夜の時間に上げる。という第2回に見た結論そのままです。
E、期間を変えると以下のようになります。
Ⅳ:2010年1月~2012年12月末 : +1820円
Ⅴ:2013年1月~2017年12月末 : +12830円
Ⅵ:2018年1月~2023年7月21日 : +8930円
F、上記から雇用統計発表日分を除くと以下の通りです。
Ⅳ:2010年1月~2012年12月末 : +2470円
Ⅴ:2013年1月~2017年12月末 : +9370円
Ⅵ:2018年1月~2023年7月21日 : +7220円
G、つまり、雇用統計発表日とそれ以外で並べると以下の通りです。
(左が雇用統計発表日、右がそれ以外の日の合計です。)
Ⅳ:2010年1月~2012年12月末 : -650円 +2470円
Ⅴ:2013年1月~2017年12月末 : +3460円 +9370円
Ⅵ:2018年1月~2023年7月21日 : +1710円 +7220円
H、2010年1月~2023年7月21日の期間は別として
2013年1月~2017年12月末は、+12830円の26.96%が米雇用統計発表日
の分になります。
1ヵ月に1度の雇用統計発表日が全体の27%を占めていることになります。
つまり4分の1以上です!
2018年1月~2023年7月21日は、+8930円の19.14%が米雇用統計発表日
の分になります。
1ヵ月を20日と考えれば、その約20%、つまり4日分のウエートが
米雇用統計発表日にはある。と解されます。
なかなかの数字だな!
と思いませんか?
※ テレビやラジオでコメンテーターは何と言っているでしょうか?
マスコミが怖い怖いと煽る米雇用統計発表日に何が起きているか?
しっかり自分で認識しておきたいですね。
それではどうもありがとうございました!
また次回お会いしましょう
===ここまで===
それでは引き続きどうぞよろしくお願い致します!
それでは引き続きどうぞよろしくお願い致します!