米10年実質金利は2.220%まで上昇して来ました。
青いラインが実質金利です。
緑四角のボックスを上抜け。

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足元、FOMCを超えて米金利が上昇していましたがさらに加速。
昨晩は2年債利回りが5.134%、10年債利回りが4.550%で引けています。
オレンジ色が2年債利回り
紺色が10年債利回りです。

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FOMCに相前後して問題視されているのが
1、米・政府閉鎖問題
2、期末のフロー
という2つの問題。

1、米・政府閉鎖問題



政府閉鎖となればムーディーズが格下げを示唆しています。
これは金利上昇要因です。




CPIなど経済指標が発表されないとなると市場は混乱しそうですね。



債務上限問題がいつもの茶番で終わり、フィッチの格下げもマーケットはクラッシュせずに乗り切りましたが、今回はどうでしょう?




2、期末のフロー

これは前から言われていることですが9月末は期末・半期末・四半期末・月末という時期で、下落した米債の含み損の損切りが断続的に出ている。という話し。
これも金利上昇要因。
なお、米債損切りの穴埋めに利の乗っている日本株売却というフローの話しもずっと出ています。

政府と金融当局

FRBはインフレと戦っています。
日銀はデフレと戦っているのか?インフレは無視なのか?
という状況ですが

バイデンは自らストに参加、現役大統領初
(何が何でも票が大事、インフレなんてFRBの責任!)



岸田氏は経済対策で賃上げに補助金か?低利融資か?
(とにかく選挙対策!経済対策の後は解散だよ解散!)



という感じですね。

さて、一番上の実質金利のチャートをもう一度以下に掲載します。
青いラインが実質金利です。
オレンジのラインはNasdaqです。
この金利上昇が続けば、Nasdaqの下落は継続するのではないでしょうか?

ただ、つなぎが通って政府閉鎖が回避され、金利低下となれば
猛然と反騰を開始するかも知れませんね。

期末のフローも来月初旬までだろうと言われています。


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やはり最後のトリガーはBOJでしょうか?