久しぶりにメルマガから転載します。
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ごく稀で、ごく一部です。ご了承ください。

2024-02-01_18h56_42


お世話になります、吉田です。

昨晩のFOMCは予定通り政策金利を据え置き。

FOMC全文



ただ、パウエルFRB議長が会見で3月利上げについて

消極的な発言をしたことから、マーケットは失望。


NYダウは以下の通り400ドル程の急落。



発言内容



これを受けて利下げ予想は5月に後ずれ



3月利下げ予想は36.5%まで後退(上記の記事にある通り、FIMC前は60%を超えていました!)



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1月28日にお送りしたメールで以下のように書きました。

===

先日正式に発表になったBTFPの終了は
相場に大きな影響を及ぼすことはありませんでした。
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/nms/news/post_289743

米国は株高の影響で経済が過熱
インフレ再燃を警戒する声も出始めていますので
利下げを行える環境にするため(政策手段を広げられるようにするためです)
当局としては、一旦株式市場の
過熱を冷ましに来る可能性はあり得ますね。

つまりそれはタカ派発言で株高をけん制する。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということです。

特に3月のFOMCで利下げも?
と期待している市場に対し、慎重な見通しを
FRB議長が出せば、一時的とはいえ市場は冷えるでしょう。

株式市場が最高値に近い水準で
利下げ ⇒ さらに株価上昇
とバブル的な上げとなり ⇒ 資産効果でインフレ誘発
となるのは悪夢ですから

一旦株を下げ、その下げているところから
利下げ ⇒ 株価回復
の方が、好ましいのは言うまでもありません。
しかも、QT終了は目前とされているので
この緩和効果を相殺するためにも

今回の会見でパウエルFRB議長が
~~~~~~~~~~~~~~
タカ派的な発言をすることは警戒しておきたいと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

タカ派であれば
米金利上昇
ドル高
株安
ゴールド安
というのが一般的な流れとなります。



===ここまで===

はい、ほぼ上記の見立て通りとなりましたが

大きく違うのは、米金利が下げたこと。

昨晩は、利下げ牽制発言で株安になったものの

米金利は下げました。


これにはいくつか要因があると思われますが

一つは昨日お送りしていた米債発行計画で

増発が無く需給的に安心感が出たこと。


そしてもう一つがこちら


NYCBの暴落です。

こちら所謂、米地銀になるのですが

なかなかのサプライズになったようです。


折しも丸儲けになっていたBTFPが正式に終了することになって

間もなく、またも地銀問題が出て来てしまったのは

FRBとしても頭痛の種かも知れません。

ということで、金利安にも拘わらず株が下落した昨晩のNY市場。

これまでと違う金利と株価の反応を一応警戒しておきたいと思います。

(つまり先日書いたようにFOMCが変曲点になるかどうか?)


それには今晩のNY市場の動向が極めて重要です!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

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加えて、アップル、アマゾン、メタの決算発表が

明日の朝重なっています。


発表は日本時間午前6時です!


マグニフィセントセブンのうち3社の決算発表です。

既報の通り、テスラがなぜこの7社に入っているのか?

個人的には謎過ぎると思っているので

(テスラのファンの方がいたらすみません)

マグニフィセント6だとすれば、半数の決算が重なるので

重要であることは言うまでもありません。

(テスラもそうですが、ホンダもかなり低評価です。
もちろん個人の見解です。お許し下さい)


Meta
強烈なエンディングダイアゴナルのようにも見えますね。

Amazon

Apple
すでに下落波動に突入している可能性も?


NY時間のイベントを気にしていると

寝れなくなりますね!


それではどうもありがとうございました!

今後ともどうぞよろしくお願い致します。


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H.Yoshida

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著者

吉田ひろあき

慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校
慶應義塾大学法学部政治学科卒
野村證券入社、同社退社後、衆議院議員第一秘書
国家公安委員長第一秘書。

学生時代に株式投資を開始。以来投資歴は35年以上。
日経225先物、日経225オプション取引をメインに株式
FX、暗号通貨含め投資全般に精通。
過去に関わった生徒は5000名を超える。

ブログ ⇒ http://tm225.biz/

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