昨日のメルマガでお知らせしました通り、本日はなかなかの荒れ相場になっています。
10時35分現在のTOPIXは2671.48ポイント付近での値動き。
以下はTOPIXの1分足、赤い点線の横ラインが2672.264です。
この2672.264がTOPIXの前日比-2%ライン。
このラインを下抜いて前場が終ると、従来日銀は後場ETFの買い入れを行ってきました。

2024-03-11_10h38_56


日銀の政策修正観測が流れる中、本日前引けのTOPIXが前日比-2%とされている日銀ラインを下回って終わるのか?その場合、日銀は後場ETFの買い入れを行うのか?市場の関心が高まっています。

本日のように急落すると、多くの場合、日銀ラインで一旦下げ止まることがよくあります。
そして、前引けまでこのライン水準で揉みあい。
⇒ 日銀ラインの上か?下か?微妙な判定になることが多く起こります。

コロナのように余程の確信的なショックでないと、前場中に日銀ラインを超えてどんどん下落することはとても少ない印象です。

さて、3月にもYCC撤廃、ゼロ金利解除に動くか?
と言われている日銀が、もし本日従来日銀がETF買い入れを行っていたTOPIXの前日比-2%ラインを前引けで下回っていた場合、どのように対応するのでしょうか?
ぜひ見てみたいところです。

なお、個人的な予想などどうでもいいですが、自分は日銀ラインを下抜いて終われば、日銀は後場ETFの買い入れを行うと思います。

ただし、本日のNTの動きから、いつものようなヘッジ取引は行いません。
このところのNTは日銀の政策修正観測が出てからかなり荒い値動きになっていて、本日は半導体関連株の下落が激しいと思いきや、修正観測以降のバリューの買いが止まったのか?寄り後の先物ベースではTOPIXの方が断然弱い動きになっています。(もちろん現物は日経の方が下げています。)

本当に下げる時というのは、前引けでギリギリ-2%に届かず。(つまり後場日銀が買い入れをせず)
昼休みから急落。というパターンと
より本格的な下げは、もう問答無用に前引けで-2%を突き抜けて行くパターンがありますが、本日ここまでの値動きからすると後者の発生はなさそうです。
となると、ギリギリ-2%を下抜かずに日銀の出動はなし。
⇒ 昼休み~ 後場寄り~ の値動きに注目。となるかどうか?
と書いていたら、2.20%まで下げて気ました。
通例はもう少し上で止まるので、これは思いの他、後者の可能性も出て来たかな。
と見ている現状です。

⇒ 修正します。NTを仕掛けます。

⇒ 11時半 日銀は成立。

⇒ 日銀のETF買い入れはありませんでした。