2024年5月1日、FOMCを終えた日本時間2日午前5時過ぎに介入らしき動きになりドル円は急落。



157円台後半から153円まで4円以上の下落になりました。

昨日、神田財務官はわざわざ「ウエリントン」という名称まで出して24時間体制だ。
と語っていました。

「24時間態勢なので、ロンドン市場だろうが、ニューヨーク市場だろうが、ウェリントン市場だろうが、関係ない。過度な変動が投機によって発生すると国民生活に悪影響を与えるので国際ルールにのっとって対応していく」




メルマガで指摘した通り、今回の介入後の値動きは2022年当時と酷似していました。
このまま160円越となると、また同じ失敗を繰り返すことになるので、当局は上記発言時に「FOMC後のウエリントンで介入する」ということを決めていたのかも知れません。

なお、直近の介入はすべて欧州時間以降に行われて来ましたので、今回の朝方の介入実績を踏まえれば
「これで安心なのは日本時間だけだな。」
という印象になって来るので、次は日本時間に介入すれば投機筋としてはさらに動きずらい展開になりますね。
そして、こうした思考になれば、逆に日本時間でも介入があり得るかもしれない。
となりますので、今回の介入はなかなかお見事だったのではないでしょうか。