メルマガより転載します。(毎回転載しているわけではありません)


2024-10-26_19h37_05



お世話になります、吉田です。


自動売買、SIRIUSとVegaの調子が冴えず

ご利用中の方にはご迷惑をおかけし申し訳ありません。


いい時ばかりではない

というのは頭では分かっていても

SIRIUSは本年1月から8月まで毎月プラスでしたし

Vegaもリリース直後の成績が良かったこともあり

こうして実際に成績が落ちると

ショックを隠せない方も多いことと思います。


しかしこれが現実ですから、受け止める以外に方法はありません。

泣いても叫んでも、誰も何も補填はしてくれません。

そういうルールで、そういうリスクを背負って行うのが投資であり

全員同じ土俵で自らの決断で自動売買を稼働させています。


ですから厳しい時は厳しいです。

しかし反面、本年8月までのSIRIUSのように

毎月毎月、それこそ異常なペースでお金が増えて行くこともあります。

そのような時は、本当に我が世の春です。

毎日、笑いが止まらない。

そんな日々を送ることが出来ます。


ですから、安定を望む方には向いていません。

人様が普通に願う、年率5%など

平然と一日で達成してしまいます。

そしてうまく行けば、年率は100%でも200%でもなく

1000%以上を狙えるのが日経の自動売買です。

(もちろん、その反面それだけ大きなリスクもあります)

ということで、成績が悪い時は悪い時なりの過ごし方をするしかありません。


魔法ではないので、毎月必ずプラスになるものではありません。

開始した時期が早かった方は上記を冷静に

十分納得しながらお読みいただけることと思います。

しかし、開始して間もない方は、素直に飲み込むのが難しいかも知れません。

それは本当に申し訳ないことと思います。

出来ることなら、いつも全員に稼いでいただきたい。

そう心から願っていますが、このような時期もあります。

焦ることなく好転を共に待ちましょう。


さて、本日は衆院選とその後マーケットについて雑感をお送り致します。


内容はMIMやVegaの方に断片的にお送りして来た内容を

加筆修正していますが、選挙の結果を事前に断定することは出来ませんので

これは完全に私見であり、大いに間違える可能性があることを前提としてください。


そのうえで

大変ベタではありますが今回は自公過半数割れと見ています。

解散当時から自公過半数割れがあり得ると見ていましたが

今週出て来た


・ 政党支部へ2000万円

・ しかもこの件で石破氏は非公認候補者への支給でございません!

と絶叫。(これは国民の意識をドンドン離れさせてしまうフレーズになるでしょう。)

・ 加えて、誰がアドバイスしているのか?分かりませんが

安倍元総理のフレーズ同様、あの悪夢の民主党政権に戻してはならない。

ということまで言い始めています。(それしか手がない)

これも、自分のことを棚に上げて何を言っているのか?

という反発を招きかねず、打つ手がない状況に追い込まれています。

・ ワールドシリーズ・日本シリーズ・ZOZOチャンピオンシップを何とか盛り上げて

投票率を下げる位しか希望がありません。


ということで、さらに自公過半数割れの可能性が高まったと感じています。


===


もし、自公で過半数維持なら、週明けはGAPUPで確定でしょう。

この場合は、何の心配も不要になりますので

すぐに通常の相場に戻る。

という理解でいいと思います。(一旦、日本の政治ネタは終わり)


しかし、自公過半数割れとなり、その割れ方次第では

自民下野

が視野に入りますので、

そうなると今回の混乱は1日~2日で収まるものではなくなります。


・ 仮に負け方が僅差なら

一人、「数十億単位」

の金を使って数を補充。

何としても自公政権を維持するでしょう。


・ しかし、大敗となれば

自公+国民

または

自公+維新

または

自公+立憲

といった新たな連立を模索することになりますが

これはなかなかに困難であります。


公明党の新代表は

「野党の経済政策はバラバラです。自公の過半数が割れたらどうなるのでしょう?

それこそ大混乱ですよ!」

と言っていますが、自公+α だって同じです。(乖離は激しい)


方法としては小沢一郎と組むときに

野中広務の言った

「悪魔とでも手を組む」

という気概が必要で


それは例えば、村山政権で見られたように

自民以外から総理を選出すること。

つまり、玉木首相、馬場首相、野田首相

を誕生させるか?ということになります。

(ここで一旦自民党は反省をする。というポーズですね。)


・ さらに上記と同時並行で野党は

連立を組んで、政権を取りに行かねばなりません。


しかし、これが上記同様、本当に困難であります。


今回は選挙協力もなく、ゆえに政策のすり合わせも出来ていないので

否が応でも「野合」

に成らざるを得ません。


つまり、○○だ!

と謳って選挙戦を勝ち抜いた直後に

政権作りの段階で

〇〇については妥協してくれ

となるわけです。

ですから、それは簡単ではありません。

(少なくとも抵抗した痕跡を残さねばならない)


したがいまして、特別国会開催までの30日間で

まとまるかどうか?

混沌とした日々が続く可能性があるわけです。


多くのコメンテーターが

選挙の結果がどうであれ、影響は1日~2日

と言っていますが、そういう人は今回の選挙の結果次第で

その後起きる首班指名がどうなるか?

考えていないのでしょうか?

政治の材料なんてだいたいそんなもんですよ。

1日~2日あれば落ち着くでしょう。

というのが彼らの意見です。

※ もちろん、自公で過半数維持ならそれでいいでしょう。

過半数を割れても1とか2議席なら、力技で何とかなるでしょう。

しかし、5とか10とか、またはそれ以上割れて来たら・・・???

ということです。


===


自公も立憲も維新も国民も令和も参政も

みな勝手なことを言っています。

これをまとめなければならないわけですが

アイデンティティを無くせば

以前の村山政権⇒社会党が消滅したように

政党が無くなることすらあり得るのが政治です。


また、当時は自民党、森幹事長(亀井静香が村山政権作りの発案者・河野総裁はお飾りです)

や、さきがけの武村などがいて、自社さは成立しましたが

いまの幹事長にそれが出来るか?(石破氏では絶対に無理)

と言えば、これは困難と言わざるを得ないでしょう。


一方で野田氏は野党連立のハードルの高さが

分かっているため


野党連立のために

大切な部分は先送りにして

部分合意で突き進むことになりそうです。


つまり、合意できる部分だけ合意して

合意できない部分は連立を組んでから

じっくり整理していく。

ということですね。


国政の停滞は許されない。

という大義の元にそういう行動になると思われます。


その時に、国体の根幹たる部分については

大筋合意をしている必要がありますので

根幹たる部分と合意可能な細かい政策

の大小2つの合意を行い、その他は棚上げ。


衆参ねじれ国会をなんとか乗り切りながら

政策合意と選挙協力を進めて、来年の参院選での勝利をめざす。


というシナリオになるでしょう。


===


さて、政局が混乱すれば

円安・株安

という説が多いようですが

どうでしょうか?


ショック安は多少あり得るでしょう

しかし、かなりの部分で織り込んでいる面もありますので

その後は組み合わせと政策がどうなるか?


ただし、立憲の公約が実現する可能性が出た場合は

大混乱になるかも知れません。

https://cdp-japan.jp/election2024/visions_all/


(「新しい金融政策」への転換)

〇日銀の物価安定目標を「2%」から「0%超」

に変更するとともに、政府・日銀の共同目標

として、「実質賃金の上昇」を掲げます。


と立憲のマニフェストに記載されています。


ここはかなり修正した発言が増えていますが

万が一、マニフェスト通りとなればその影響は莫大です。


マーケットは立憲に軌道修正を迫るために

一旦、大きく円高・株安に振れる可能性があります。


※ 実はポジション的にはそれほど暴落の予兆は感じません。

ですから、恐らく立憲中心の政権になっても

すぐに日銀が態度を変更することはないであろうと

いまのマーケットは見ているのではないかと思います。


しかし、だからがこそ

このような動きが本格化したら、それは8月初旬を彷彿とさせるような

激震が走ることになるかも知れません。

(選挙がそこまでマーケットを動かすことは通例ないことは百も承知で書いています。)


⇒ つまりあり得ないと思うのですが

立憲が比較第一党になるようなことがあれば要注意ということです。


その場合は

日経の暴落と急速な円高

それが起こり得る。

という状況かと思います。

※ このような場合は野田氏の発言でマーケットは右往左往するでしょう。


ということで、

・ 個人的に予想する自公過半数割れが現実のものとなれば混乱は1~2日で済む可能性は低い

・ 立憲が比較第一(そうなるとは思っていない)になり日銀の物価目標に注文を付けるようなら

日経暴落・急速な円高の可能性

・ 自公過半数獲得なら通常の相場へ

という方向で見ています。


少しでも参考にしていただければ幸いです。

それではどうぞよろしくお願い致します。


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H.Yoshida

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