今週に入り、株安、米10年債利回り上昇という異常な状態が続いています。

オレンジ 米10年債利回り
グリーン 米2年債利回り
ブルー  Nasdaq
レッド  NYダウ


2025-04-09_11h17_49


株が売られて安全資産である債券が買われれば金利が低下する。
という教科書的な動きが通用したのは先週まで。
今週の10年債利回りの上昇は本格的なリスクオフ=なんでも売られる世界
になりつつあることを示しています。(異常事態ということですね)


4月2日に売却済みとしたゴールドのETFはその後以下のように急落。



ゴールドも本格的なリスクオフになると売られます。
(上記は円高の要素も加わっていますが・・・・)

ただ、米債利回りの上昇に関しては中国の影響を指摘する声もあります。
ご存知の通り、米国の対中関税に反発し中国が報復関税をかけるとしたことにトランプ大統領が激怒。追加で50%の関税をかけるとし、それについてさらに中国が反発しているところで米中対立が激化していますので、中国が米債を売っているのでは?という連想が成立するところ。
ただ、関税がかかれば人民元安を誘導するのではないか?という見方もありここはそう簡単に決めつけるのはどうかな?と思っています。

ということで、陰謀論的な中国売却説を除いて見るなら、株の収支悪化から債券の売却で穴埋めするなど悪循環がスタートしている可能性があるということになります。

昨日の日経の戻り、昨晩前半の米株式市場の戻りを見て、今晩こそゆっくり寝られるかな?と思いきや、朝起きてビックリ。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

日経は引き続き上下に激しく振れる展開になるのではないかと見ています。
つまり思わぬ高値や安値が出る可能性がありますので、枚数は少な目にして急激な動きに被弾しないようによく考えたストップを置いて行きましょう。

ちなみに昨晩から5月限のコールを仕込んでいます。
これは合成ポジションではなく、遠いコールの単独買いです。
そう、38000円とか39000円以上とかですね。
いつもは紙屑覚悟でプットを買いますが、このような環境ではコールでもそれを実施しています。
(どうせ紙屑になるので、6月限も含め4万円以上のコールも仕込んでいますし、プットは1万円台も仕込んでいます。はい、どうせ紙屑です。笑)
それでは引き続き乱高下を楽しみましょう!

2025年4月9日 13時追記
書き忘れてしまいましたが、先日一旦利確したドル円も今朝から再度売っています。現状、3月28日の高値151.211円の上にストップ置いていますが、恐らく上方向に向かえばもっと早くカットすることになると思います。