お世話になります、吉田です。
7月17日(金)の日経平均株価は64,141.12円
‐2,694.42円の急落になりました。
このような極めて美味しい急落にもかかわらず
システムがうまく乗れず本当に申し訳なく思っています。
とても情けない状況であり、何とかしなければなりません。
さて、まずは17日終値時点での各データを整理しておきます。
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日経平均株価
【一目均衡表】
基準線 67,768.16円
転換線 66,331.05円
先行スパン1 64,800.24円
先行スパン2 59,672.70円
基準線と転換線がデッドクロス
下向きの転換線に抑え込まれる形で下落
雲に突入
遅行線実体割れ
【移動平均線】
5日線 66,942.88円
25日線 69,131.38円
75日線 63,618.99円
200日線 56,119.97円
5日線、25日線デッドクロス
5日線、25日線割れ
75日線を下ヒゲで割り込んで戻す形状
25日線乖離 -7.22%
【ボリンジャーバンド(25)】
-1σ 67,504.38円
‐2σ 65,856.17円
-3σ 64,207.97円
※ 終値で-3σを下回る
【その他】
DI- 43.54%
DI+ 18.14%
ADX 20.60%
DI-上昇、DI+下落、ADX上昇
騰落レシオ:114.22
PER:17.42倍
PBR:1.84倍
空売り比率:34.5
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終値でボリンジャーバンドの-3σを下回っていますね。
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次に先物ベースでの状況です。
先物ベース(ラージ)
5日線乖離 -4.34%
25日線乖離 -7.55%
75日線乖離 -0.10%
200日線乖離 +13.04%
※ 暴落時は25日線マイナス乖離8%超から
買い下がるのが個人的な長年のルールです。
今回はまだ-7.55%
手元の資料(1990年~)では、リーマンショック時の
-29.61%が最大の下方乖離。
コロナの時は-23.21%が下方乖離のピーク
2024年8月の日銀暴落では-20.57%まで
25年4月のトランプ関税暴落では-15.40%まで
の下方乖離がありました。
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なお、与党大勝バイアス
大規模緩和・積極財政など
共通点の多い安倍政権誕生時の初押しは
2013年5月23日の暴落からスタートし
同年6月13日-11.89%が下方乖離のピークになりました。
この時は
2012年12月16日総選挙
⇒ 1度目の高値は13年5月(5か月後)
12月16日の前の平日(14日)の終値9,737.56円
から、5月23日の高値15,942.60円まで
この間、株価は1.63倍になりました。
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今回の高市政権では2026年2月8日総選挙
⇒ 高値は6月22日(4ヵ月半)
2月8日の前の平日54,253.68円から
6月22日の高値72,831.73円まで
この間、株価は1.34倍になりました。
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※ 総裁選挙で高市氏が勝利した日は(史上初の女性総理がほぼ確実になった日)
2025年10月4日、その前の平日(10月3日)の終値45,769.50円から見ると、
6月22日の高値72,831.73円は1.59倍です。
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安倍政権時代、2013年5月の暴落後
その高値を抜けるのに約7ヵ月を要していますが
株価はその後2015年8月のチャイナショックまで順調に上昇して行きます。
その2015年8月は1回目のピーク2013年5月からみて2年3カ月後になります。
その後、チャイナショック前の高値を更新するのは2017年10月
この間、約2年2か月です。
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さて、今回の相場の1回目のピークを6月22日として
上記安倍政権のパターンを当てはめると
1、6月22日の高値を更新するのは来年1月
2、相場はその後2028年9月まで上昇
ということになりますが、さてどうでしょうか?
この点は後半で改めて詳しく見ていきますが
まずはもう一つ、今回の急落の背景について触れておきます。
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今回の下落は
スペースXを皮切りに断続的に実施されるファイナンスが
ひとつのきっかけになりました。(結果論です)
また、昨日はSKハイニクスの巨額の設備投資が明らかになり
シンボル銘柄のキオクシアがストップ安まで売られる展開。
⇒ 言うまでもなく、日経の下落は半導体関連株の下落であり
NT倍率は急低下しています。
NT倍率: 6月25日:18.02 ⇒ 7月17日:17.39 です。
分かりやすい上昇と下落が出ています。
⇒
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それで、以前このNTスプレッド取引について
ロジックを公開していた時期がありました。
その公開していたロジックですが
手元の計算で
2025年 +390万5千円
2026年 +486万500円
の利益が出ています。
TOPIX先物ラージ1枚:日経225mini(6~7枚)の取引における収支です。
(2022年頃に皆様にご披露したシステムですね。)
このトレードは
日中寄りで建てて ⇒ 日中引けで決済
ナイト寄りで建てて ⇒ ナイト引けで決済
を毎日行う(見送りもあります)ものです。
比較的変数が少なく、最適化の恐れが少ないシステムであるとは
思っていましたが、まずまずの成績です。
ただ、現在相場が急激に下落し始めましたので
2025年、26年に利益をあげたシステムは
ここから試練を迎えるものが多くなるかも知れません。
それはこの上げ相場で我が世の春を謳歌して来た
順張り系、トレンドフォロー系のシステムや
モメンタム系、ハイボラティリティに強いシステム
などになるでしょう。
反対に塗炭の苦しみを味わって来た逆張り
平均回帰系のシステムは息を吹き返す可能性がありますね。
上記NTはどちらかと言えば前者になるので
このあとどうなるか?は、分かりません。
反面この上げ相場でも利益をあげて来た
平均回帰系のシステムがあるのですが
そういうものが一番いいかもしません。
(ただしこの急落が一旦落ちついてからか?)
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アベノミクス相場との比較
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冒頭でも触れましたが
今回の高市政権誕生後の相場と
2012年12月の第2次安倍政権誕生後の相場は
大規模緩和+積極財政 という共通点があります。
同じ政策思想のもとで生まれる相場は
似た構造で推移していく可能性もあるので
念のため確認しておきたいと思います。
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前出の通り、時系列でみますと以下のようになっています。
<<<安倍政権時代(2012年12月~)>>>
2012年12月14日終値:9,737.56円
↓(総選挙12月16日)
2013年5月23日高値:15,942.60円 ← 1回目のピーク(1.63倍)
2013年5月23日~6月13日:初押し(下方乖離-11.89%)
↓
2013年12月:ようやく5月高値を更新(約7か月)
↓
2015年8月:2度目のピーク(チャイナショック) ← 1回目高値から2年3か月
↓
2017年10月:チャイナショック前高値を更新(約2年2か月)
<<<高市政権時代(2025年10月~)>>>
2025年10月3日終値:45,769.50円(総裁選で高市氏勝利の前平日)
2026年2月6日終値:54,253.68円(総選挙2月8日の前平日)
↓
2026年6月22日高値:72,831.73円 ← 1回目のピーク(10月3日から1.59倍、2月6日から1.34倍)
2026年7月17日:急落(下方乖離-7.55%) ← 初押しの最中
↓
今回の押しがまだ続くかどうか?は別として
※ 安倍政権時代、2013年5月の1回目高値から
2015年8月のチャイナショック前高値まで、2年3か月かけて上昇。
その間、日経平均は約15,900円から20,900円台まで
約1.3倍の上昇でした。
これを高市政権に当てはめると
2026年6月の1回目高値72,831円から2年3か月後、つまり2028年9月頃
日経平均は72,831円 × 1.3倍 = 約95,000円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということになります。
つまり一声間違えれば日経平均10万円時代の到来です。
いまの64,000円台からすれば、まだかなり上ですが
そもそも「昨年の10月には45,000円台だった日経が
わずか8か月後に72,000円台まで来た」
という事実を考えれば
そう荒唐無稽な話でもありません。
むしろ、いまの積極財政+金融緩和+インフレ
という3拍子が揃っている状況下では
株価は上昇し続けることに理がある
と言えると考えています。
これについてはいままでもメルマガで何度も書いてきた通りであります。
日経平均の日足チャートです
→
安倍政権時代と現在で大きく違う点。
それはいまが超インフレだということです。
ご存知の通りアベノミクス時代は
「デフレ脱却」がテーマでした。
物価上昇はむしろ望ましいものとされ
年2%のインフレ目標に到達するかどうかが議論の中心でした。
ところが現在の高市政権下では
すでにも急激なインフレに直面しています。
食料品、光熱費、住居費
あらゆるものが値上がりを続けており
給料の上昇がそれに追いつかない世帯の方が
圧倒的に多いことでしょう。
問題はこうした状況で、
政治的にこれ以上のインフレ加速が許容されるかどうか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
であります。
※ ややオカルト的、都市伝説系の話しになりますが
いま日本の金融政策は自国の思う通りに運営出来ているでしょうか?
⇒ 多くの方がNOと答えざるをえないでしょう。
つまり誰かの指示でこうした状況にいるわけです。
ここは本当によく考えなければなりません。
===
それはそれとして
もし国民のインフレに対する怒りが高まり、爆発し
それが政権批判につながった場合
政治が動かざるを得ない状況になります。
そうなれば
日銀は躊躇なく大胆な利上げ行い
~~~~~~~~~~~~~~
政府は緊縮方向へ舵を切らざるを得なくなる
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そういう可能性とリスクがあります。
その前にGPIFに国債を買わせるとか
まあ政治家はいろんな手を打ってきますが・・・
しかし、上記のパーツが整ったその瞬間
株価の暴落がはじまる
そういうリスクシナリオも十分に踏まえておきたいところです。
それは2024年8月の暴落で経験済みです。
円キャリーの巻き戻しも恐ろしいことになるでしょう。
ということで
1、当面は安倍政権パターンをなぞる形で
押し目買いが報われる相場が続く可能性が高いか?
2、しかし万が一、政治がインフレ抑制モードに転換した場合
相場は急激な調整を強いられる可能性がある
3、その転換のシグナルとしては
(1)日銀の急速で大胆な利上げ
(2)高市内閣の支持率急落⇒リフレ派の失脚
(3)野党(あるいは与党内)から緊縮財政派の台頭
このあたりを注視すべきであろうと思っています。
(当たり前のことで恐縮です)
国会運営はすでにかなり行き詰まりを見せていますが・・・
===
ということで、今週も長々とお読みいただきありがとうございました!
相場は生き物であり、絶対の正解はありません。
しかし、過去のパターンを冷静に振り返ることで
次の一手を判断するための材料を得られれば・・・と思っています。
少しでも参考にしていただける部分があれば幸いです。
それでは今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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H.Yoshida
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※ ご質問は以下よりお気軽にお送りください!
⇒ info.catalyst225@gmail.com
著者
吉田ひろあき
慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校
慶應義塾大学法学部政治学科卒
野村證券入社、同社退社後、衆議院議員第一秘書
国家公安委員長第一秘書。
学生時代に株式投資を開始。以来投資歴は40年以上。
日経225先物、日経225オプション取引をメインに株式
FX、コモディティ含め投資全般に精通。
過去に関わった生徒は50000名を超える。
ブログ ⇒ http://tm225.biz/

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