お世話になります、吉田です。
日経は連日すごい相場になっていますね。
腕のある方はいいですが、値動きがものすごく早いので
まだちょっと自力不足の方は本当に気を付けて下さいね。
さて、このところお送りしている
「日経平均先物の検証」
今日は第3回目をお送りしますね。
あ、、、その前に
皆さま、ご自宅でテレワークの方が急増しているので
この際、相場の勉強をするのに絶好のタイミングでは?
と思いまして、このようなメールを書いたりしています。
その一環で「エリオット波動」に関してもブログに動画をUPしました。
正しいエリオット波動を身に付けたい方は、ぜひご覧下さい。
はい、ということで今回のメルマガは
「日経平均先物の検証」第3回目です。
日経平均株価や日経平均先物の動向が分かれば
先物はもちろん、日経225CFDや日経平均ETFなどの
投資にも応用可能です。
ご参考にしていただければ嬉しい限りです。
さて、1回目は
1、テクニカル分析で売買すると失敗する理由(ここだけ長いです)
2、材料やファンダメンタルで売買すると失敗する理由(短いです)
3、失敗する売買をする前にやるべきこと(短いです)
2回目は
1、検証の前提
2、時間軸を理解しよう
3、1990年からの大きな動向(日経225先物の癖)
という内容でお送りして来ました。
そして第3回目の今回は
1990年からの大きな動向(日経225先物の癖)
を掘り下げて以下の内容でお届けしますね!
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1、単純に陰陽で考える
1-1、前日の日中の値動きが陽線か?陰線か?
1-2、前日の夜間の値動きが上がったか?下がったか?
1-3、組み合わせ
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1回目のメルマガでも書きましたが
この文章を書いている私(吉田裕章)は
現在、投資助言会社の代表として
毎日、日経平均先物や日経平均CFDの売買サインを
お客様にご提供しています。
結果はこちらをご覧ください
多くの方が、日経平均株価を売買して利益を得たい!
と考えて、参入するのですが
なかなか思うように行かない方がほとんどです。
せっかくやる気があるのですから
結果の出る方向で努力して行きたいですよね。
間違えた方向、エビデンスのない一般論。
ではいくら学んでも結果が出なくて当然です。
それなりに厳しい世界ですが
コツがわかると目の前が
パッと明るくなるはずです。
大袈裟かもしれませんが
生きる活力、生きる希望
のようなものが沸いて来ると思います。
なぜなら、それは何と言っても
ともて楽しいから。
とてもワクワクする内容だからですね。
これからお伝えすることは
そんな結果を求める方には
とても重要なことなので
ぜひしっかりとご覧いただければと思います。
それでは今回も頑張って行きましょう!
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1、単純に陰陽で考える
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前回は1990年から2020年3月末までの
日経平均先物の価格形成を時間軸を区切って検証してみました。
結果は
1990年1月4日の日経225先物の始値は39600円
2020年4月1日の日経225先物の始値は18540円
この間、21060円の下落
この下落の内訳は
1、8時45分⇒15時15分 -57260円幅の下落
2、15時15分⇒翌8時45分 +36200円幅の上昇
期間を2012年末で切ってAとBに2分割すると
A、1990年1月4日の日経225先物の始値は39600円
2013年1月4日の日経225先物の始値は10750円
この間、28850円幅の下落
この下落の内訳は
1、8時45分⇒15時15分 -56950円幅の下落
2、15時15分⇒翌8時45分 +28100円幅の上昇
B、2013年1月4日の日経225先物の始値は10750円
2020年4月1日の日経225先物の始値は18540円
この間、7790円幅の上昇
この上昇の内訳は
1、8時45分⇒15時15分 -310円幅の下落
2、15時15分⇒翌8時45分 +8100円幅の上昇
ということでしたね。
それではこの章のテーマである
「単純に陰陽で考える」
を進めて行きましょう。
この陰陽で考える。というのは
1-1、日中の価格動向を調査する場合
観測したい日の前日の日中の値動きが陽線か?陰線か?
1-2、観測したい日の前日の終値から当日の始値までの値動き
(つまり夜間の値動き)が上がったか?下がったか?
をまずは見て行きます。
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以下、念のため整理しておきますね。
陽線とは、寄りの価格より引けの価格が高い日を指します。
陰線とは、寄りの価格より引けの価格が低い日を指します。
なお、寄りの価格とは、日経平均先物の当日の朝の
取引が始まった価格。いまなら8時45分、昔は9時でした。
引けの価格とは、日経平均先物の当日日中の取引が
終了した価格。いまなら15時15分、昔は15時10分でした。
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1、単純に陰陽で考える
1-1、日中の価格動向を調査する場合
観測したい日の前日の日中の値動きが陽線か?陰線か?
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1990年から2020年3月末まで
上記の条件で寄りから引けの値動きを調べると
以下のようになります。
前日が陰線の日は、3939立会日ありました。
当日の寄りから引けの値動きの合計は +360円でした。
前日が陽線の日は、3484立会日ありました。
当日の寄りから引けの値動きの合計は -57,620円でした。
注1、前日の寄りと引けが同値の場合は陰線に入れています
注2、1990年1月4日の前日はデータがないので同値としています
※ ポイント
1990年から2020年3月まで日中の寄りから引けの
値動きの合計は57260円幅。
この下落のほとんど全ては「前日が陽線の翌日」に
寄りで売り⇒引け決済
を行うことで獲得することが可能であった。
逆に言いますと、前日が陰線の翌日は
寄りで売り⇒引け決済を行っても
寄りで買い⇒引けで決済のどちらを行っても
トータルでは意味がない。
というのが30年間を検証した結果です。
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1、単純に陰陽で考える
1-2、観測したい日の前日の終値から当日の始値までの値動き
(つまり夜間の値動き)が上がったか?下がったか?
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1990年から2020年3月末まで
上記の条件分けをして、観測したい日の寄りから引けの
値動きを調べると以下のようになります。
観測したい日の前日の終値から当日の始値までの値動きが
上昇した場合、当日の寄りから引けの値動きの合計は
3771立会日で-21930円でした。
観測したい日の前の日の終値から当日の始値までの値動きが
下落した場合、当日の寄りから引けの値動きの合計は
3652立会日で-35330円でした。
注1、前日の終値と当日の始値が同値の場合は下落に入れています
注2、1990年1月4日の前日はデータがないので同値としています
※ ポイント
夜間に上昇しても下落しても翌日の日中は
下落する傾向に変わりはない。
どちらかというと、夜間に下落した方が
翌日の日中は下落しやすい。
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1、単純に陰陽で考える
1-3、組み合わせ
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それでは上記の結果を以下のように分類してみましょう。
1、前日陽線、夜間上昇
2、前日陽線、夜間下落
3、前日陰線、夜間上昇
4、前日陰線、夜間下落
結果は以下の通りです。
1、前日陽線、夜間上昇 1782立会日 -31080円
2、前日陽線、夜間下落 1702立会日 -26540円
3、前日陰線、夜間上昇 1989立会日 +9150円
4、前日陰線、夜間下落 1950立会日 -8790円
さて、上記を見てどのように感じますか?
或いは上記をどのように読み取りますか?
これまで、日経平均先物の日中は下落の傾向が強い。
その下落は前日が陽線の翌日に顕著に表れる。
というところまで見て来ましたが
このように整理することで、上記に加えて
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前日が陰線で夜間が上昇した翌日は上昇傾向
前日が陰線で夜間が下落した翌日は下落傾向
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ということが見えて来ました。
次に2013年~2020年3月末の期間で見てみましょう。
なぜなら、1990年から2012年までは基本的に下げ相場。
2013年からはアベノミクスの上昇相場がスタートしているからです。
(底値は2008年10月リーマンショック時の6994.90円です)
2013年~の検証結果
1、前日陽線、夜間上昇 469立会日 -2780円
2、前日陽線、夜間下落 415立会日 -2680円
3、前日陰線、夜間上昇 454立会日 +3700円
4、前日陰線、夜間下落 432立会日 +1450円
もともと
B、2013年1月4日の日経225先物の始値は10750円
2020年4月1日の日経225先物の始値は18540円
この間、7790円幅の上昇
この上昇の内訳は
1、8時45分⇒15時15分 -310円幅の下落
2、15時15分⇒翌8時45分 +8100円幅の上昇
ということでした。
上記の-310円という一見何の変哲もない数値が
このように分けることで
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前日陽線なら次の日下落
前日陰線なら次の日上昇
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というとても単純な構造のうえに成立していることが
わかります。
また、各立会日の数自体
469、415、454、432、とほぼ均一です。
これは1990年~でも
1782、1702、1989、1950、となっていて
やや日中陰線が多いものの、それほど大きな偏りには
なっていません。
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今回は短いですがここまでとさせていただきます。
次回は陰陽をさらに発展させた検証結果をお送りします。
まだ基本中の基本の部分ですので、面白くないですよね。(^^;
ただ、原理原則というか、実は大切な部分もあるので
日経平均の動きを少しでも理解したい!
という意欲=稼ぎたい!
という意欲のある方は、何度か目を通して
数字の意味を噛み砕いてご理解いただくと
良いのではないかと思います。
数値的にしっかりとした裏付けのある
ルールを複数所有することで
トレーダーの精神は安定し
それがトレードの安定、利益の安定へと
つながります。
それでは今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました!
また次回お会い致しましょー(^^)/
H.Yoshida
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吉田裕章/よしだひろあき
慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校
慶應義塾大学法学部政治学科卒
野村證券入社、同社退社後、衆議院議員第一秘書
国家公安委員長第一秘書。
学生時代に株式投資を開始。以来投資歴は35年以上。
日経225先物、日経225オプション取引をメインに株式
FX、暗号通貨含め投資全般に精通。
過去に関わった生徒は5000名を超える。
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⇒ https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=aUEvylTfu
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