ジョージア州の上院決選投票は来年です。

https://www.cnn.co.jp/usa/35163450.html

以下は11月9日配信したメルマガです。
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こんばんは、吉田です。

大変ご無沙汰しております。


さて、全世界が注目した米大統領選挙は

バイデン氏の勝利でほぼ確定。


また、議会下院は民主党が勝利したものの

上院は共和党なのでトリプルブルーにはならない模様。

との報道がほとんどのようですが

ちょっと待って下さい!


上院はジョージア州の問題で来年まで確定出来ない?


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与野党が2議席を争っているジョージア州では、

両方の議席について両党の候補が議席獲得に必要な50%の

得票を得ていないため、決選投票になる。

ジョージア州の上院2議席のうち、1議席は共和党現職

デイヴィッド・パーデュー議員と民主党新人ジョン・オソフ氏、

リバタリアン党新人のシェイン・ヘイゼル氏が争ったが、

パーデュー氏が得票率50%に至らなかったため、

2位のオソフ氏と1月5日に決選投票になる。

もう1つの議席については、民主党新人ラファエル・ワーノック氏が

得票率32.8%、共和党現職ケリー・ロフラー氏が同26%だったため、

こちらも1月に決選投票となる。

ロフラー議員は前任者が健康上の理由で辞任したのを受けて、

昨年12月に後任に指名された。

https://www.bbc.com/japanese/54806287

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ということで、株式市場が適温として歓迎した

「ねじれ」とは異なるトリプルブルーが成立するかも知れません。

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バイデンでどうなるの?


さて、バイデン大統領になるとどうなるのでしょうか?

これも各方面で既報の通りですが


基本的には 大きな政府 分断から融和協調

ということでしょう


具体的には


<外交>

融和の姿勢を見せるため対中強硬路線を変更。

中国との摩擦を避けることは

中国の海洋進出が拡大する懸念があり

日本にとっては驚異以外の何物でもなく

対中融和路線、日本には厳しくなる可能性。

この点はトランプ政権の方が100倍良かったと思います。


<内政>

分断から融和などそう簡単ではないでしょう。

ここでは株式関連として、税制について。


まずは法人増税です。

これは強いものから弱い者へ再配分(というポーズ?)

ということなのでしょうが


トリプルブルーになって、極端な増税となりますと

企業は配当原資が減り、自社株買いも減少し

益利回りも下がりますから

どれを取っても株価下落の引き金になる政策です。


また、キャピタルゲイン課税強化の話しもあります。

これはもう書くまでもなく、ウォール街いじめですね。


バイデンはこのような政策で株が上がると思って

いるのでしょうか?

いや、思っていないでしょうね。きっと・・・

(ここが民主党政権の気になるところですね)


<財政出動>

望みがあるとすれば、大規模な財政支出と

大規模金融緩和の継続です。


財政出動は、トリプルブルーなら

一気に拡大する可能性がありますので

特に環境・インフラ関連への投資は拡大するでしょう。


そうなりますと

⇒ 環境関連銘柄に次のGAFAの芽はあるか?

ということで、一躍環境関連が相場のテーマに

なることは必至。(もちろんすでに動いていますが・・・)


その他

発電所の排ガスゼロ

国産クリーンエネルギー投資

EV化に向け環境基準強化

EV製造・買い替えに補助金

石油・ガスの環境規制の見直し

などを掲げていますので

環境関連は「国策」ですね。


これはクリントン時代のインターネット(情報ハイウェイ構想)

を彷彿とさせます。


<ポイント>

前述の通り、上院は共和党が過半数を獲得と報じられて

いるようですが、これがまだ未確定との話しがあり

万が一、トリプルブルーとなれば


⇒ 財政拡大・増税・キャピタルゲイン課税

ということになり、株価にとっては

いいことばかりではありません。

株式市場にとっては「ねじれ」がちょうど良かった。

ということなのではないでしょうか?


2、ブレイナード氏が財務長官と報じられています。

そうなるとFRBの理事は誰になるか?

金融緩和姿勢に変化はないか?

⇒ 米金利の上昇はあるか?

に注目が集まります。


当面はドル安方向だと思いますが

財政悪化をどこで織り込むか?

が最大の焦点でしょう。



なお、バイデン氏は国産のクリーンエネルギーを

掲げているように、トランプ氏と表現は違いますが

トランプ氏以上に超アメリカファーストです。


過去の民主党政権で日本がどれだけ虐げられて来たことか。


悪夢のクリントン政権時代を思えば

日本にとってトランプ政権の方が

100倍与しやすかったのではないでしょうか?

とにかく民主党政権など日本にとっては

驚異でしかありません。

===

2016年のトランプ氏勝利の時

世間は日本が大変なことにある。

としていましたが、

クリントンよりトランプの方がはるかにいい。

米株は上がり、日本株も買いである。

と当時の配信で書きましたが

今回は残念ながらその逆になりました。


また、8月24日の配信で以下のように書いています。

(以下は妄想でしかりませんが、NYダウの波動構成とは

マッチする可能性があるシナリオです)

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今後のシナリオでもっとも刺激的、かつあり得るドラマチックな

演出は(バイデンが大統領になるとしたら)

その前後に、再度新型コロナウイルス、またはそれが変異したもの。

または別の新型強毒性インフルエンザウイルスなどが

再び世界を恐怖のどん底に落としいれる。

⇒ バイデンが健康問題で辞任

⇒ 米国発の女性大統領がこの問題を解決する

というものだと思っています。(2020年8月24日)

===

今後、バイデン氏に上記のような何らかの危機が襲い

1期目の任期途中で大統領を辞任。

その問題をカマラハリスが解決し

黒人かつ女性の大統領が誕生。

というシナリオですが

その場合、何らかの危機と共に米株は大暴落

バイデン氏が辞任する前後に底打ちし

ハリス氏が大統領になってほどなく猛烈な反転を起こす。

というのが民主党が好みそうなシナリオだと感じています。

===

このような裏付けのない話しは

何の役にも立たないかもしれませんが


万が一、カマラハリスが大統領になり

その時、株価が相当に暴落していれば

勇気を出して株を買うことを考えてみるのも

いいかも知れません。

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さて、そんな中長期の話しは

当たったり外れたりしますが

短期トレードというのは、技術ですから

それになりに訓練で腕を磨くことが出来ます。


これはいろいろなアプローチがあるのでしょうが

僕はもう10年以上、基本のところは全く変わっていません。


11月6日は14勝1敗で+260円でした。



+50円、+35円、+15円、+5円、+20円

+15円、+25円、+60円、+10円、-40円

+10円、+20円、+15円、+5円、+15円

合計+260円


細かい売買なので


乞食みたいでヤダと思う人は見ないでいいと思いますよ。笑


メリットは自動売買や寄り引けシステムより

断然ドローダウンが小さいこと。



デメリットはとにかく目が疲れること。

昔はどうということは無かったけど、いまは辛いです。

なので、絶対に毎日はやりません。

朝方ちょっとやって終わり。

みたいのが多いです。


あとは自分の健康のためにゴルフと温泉です!




それではまたメールしますね。


いつも最後までお読みいただきありがとうございます!


H.Yoshida


===

欧州のコロナ感染はかなり深刻ですね。

日本はBCGを打っているから平気なのかもしれませんが

スペイン風邪の傾向を見ていると

やはりこの時期の拡大は気になりますね。


ここでさらに変異、強毒化となりますと

東京都の感染者数が1日1000人、1日1万人と

なる日もそう遠くないかも知れません。

繰り返しますが、BCGを打っているから

拡大しないのかも知れませんが

拡大しない保証はありません。


免疫力を高め、自分の身は自分で守りましょう!

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吉田裕章/よしだひろあき

慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校
慶應義塾大学法学部政治学科卒
野村證券入社、同社退社後、衆議院議員第一秘書
国家公安委員長第一秘書。

学生時代に株式投資を開始。以来投資歴は35年以上。
日経225先物、日経225オプション取引をメインに株式
FX、暗号通貨含め投資全般に精通。
過去に関わった生徒は5000名を超える。

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